ナチ・ドイツ軍装読本

2011 年 4 月 28 日 木曜日

五つの小さな物語

2011 年 4 月 28 日 木曜日

被災地復興支援落語会の御案内

2011 年 4 月 26 日 火曜日

たぶん今年初めての落語会だ。
昨晩は池袋演芸場で定期的に開催されている有望な二つ目、
柳家小権太さんと入船亭遊一さんの会、その記念すべき
「第25回 入船さんこんにちは、柳家さんこんばんは」に行った
のだった。小権太さんは「壺算」「短命」、遊一さんは「幇間腹」
「崇徳院」の二席をやった。遊一さんの「幇間腹」はネタおろしだ。

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小権太さんがマクラでしゃべっていたが、東北大震災の影響で
落語会等の仕事がことごとくキャンセルになり、噺家になって初めて
「21連休」を経験したという。
そんななか、噺家としてではなく一個人として被災地・石巻での
ボランティア活動に参加した。東京からマイクロバス3台、総勢
120名で駆けつけたのだった。
たった一日しか活動には参加できなかったようだが、新聞・TV等
のメディアで報道される被災地と、実際に五感で感じた現地の様子
とでは、当たり前だがその「差異」に驚愕、圧倒されたという。
被災した現地といっても範囲が広いので、それぞれの場所によって
被害の深刻さにも違いがある。そんななかでも、被災地の方は親しみ
と明るさで、ボランティアの人びとを出迎え、ともに協力して道路や
家屋、工場の整理をしたというのだ。
たった一日のボランティア活動だったというが、今後の小権太さんの
高座へ向かう意気に変化があらわれるのは間違いない。

さて、その小権太さんの差配で、「被災地復興支援チャリティ落語会」
が開催される。出演は柳家小権太、入船亭遊一、ほか落語家有志。
GWに遠出をされない方はぜひ、お越しください。

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【日時】5月7日(土)15時開演(14時半開場)
【場所】あうるすぽっと(豊島区東池袋4-5-2ライズアリーナビル2F)
【木戸銭】入場無料、全席自由(募金箱への義捐金を御願いします)
【問合先】03-5391-0751

[筆・南葵亭樂鈷]

『日露戦争の裏側〝第二の開国〟』が「東京新聞」(11.4.24付)にて大きく書評されました!!

2011 年 4 月 25 日 月曜日

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明治37~38年、全国29ヵ所の収容所に72,000人のロシア人が溢れた!捕虜受け入れに対応した軍関係だけでなく、各地元の対応― 一部には収容所誘致運動も。各地に移動する捕虜の姿(外国人)を初めて見る民衆、異文化との接触・反応。当時の地方新聞や僅かに残る資料をもとに各地の姿を描く ―脱走事件や郭通い、捕虜祭りなど。元新聞記者の〝足で歩いた〟ドキュメント。現在の写真と当時の写真、150余点を多数収録。

「用いられている資料は主として各地の地方紙、県史、市史、地方史家たちの研究、聞き書きなど。まさに「草の根」に密着した緻密な調査の成果である。それによって私たちは、戦死した者をもつ家族のロシア兵への敵意もさることながら、むしろ親愛と好奇の念によって異国の兵士に引き寄せられてゆく、民衆のワクワクするような心の躍動を見ることになる。」(「東京新聞11.4.24付より)

月刊キュリオマガジン 145号

2011 年 4 月 25 日 月曜日

存在論

2011 年 4 月 22 日 金曜日

阪神・巨人戦初日に若林忠志を語る

2011 年 4 月 20 日 水曜日

東北大震災の影響で開幕日がのびた日本のプロ野球。
先週、甲子園でのホームゲームで楽天の田中投手が
完投勝利をあげて盛り上がったところだった。
とはいえ、甲子園といえばなんといってもタイガース。
そしていちばん観客が盛り上がるのは「阪神対巨人」
戦である。

阪神巨人初戦_1.jpg若林展_1.jpg講演中_1.jpg
というわけで、4月19日(火)の甲子園で初戦の日、
初代エース若林忠志さんの業績を振り返る講演会が
開催された。講師は弊社刊『若林忠志が見た夢』の
著者内田雅也氏(スポニチ編集委員)である。
このイベントは甲子園歴史館とスポーツニッポン新聞社
との共同で開催された。
甲子園球場のたぶんライト側アルプス席の下あたりに
ある会議室で講演会は行われた。
室内は聴講者でいっぱい。立錐の余地なし。
ウィークデイの午後2時というきびしい時刻の開始にも
かかわらず、熱狂的なタイガースファンのみなさんが
詰めかけ、内田氏の講義に聴き入っていた。
講演が終わって、会場後方で書籍の販売を行った。
書籍はまたたくまに売れたのだった。
なお2011年シーズン終了後には、阪神タイガースの
選手のなかから、社会に貢献した人を選んで「若林賞」
を授与することも決まったようだ。
阪神タイガースのみならず、日本プロ野球界にとっても
大きな指標である「若林忠志」。
ぜひともプロ野球ファン以外のみなさまにも、「若林」
の存在を知っていただきたいと切に願うのであった。

[筆・南葵亭樂鈷]

カミュ『異邦人』を読む

2011 年 4 月 20 日 水曜日

『ミルトンと十七世紀イギリスの言説圏』が「英文學研究」(December2010)にて書評されました。

2011 年 4 月 15 日 金曜日

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パンフレット出版を中心とした印刷出版文化にミルトンを位置づけ、十七世紀のイングランドに形成された言語空間の性格を解明すると共に、同時代のイギリス文学・文化研究および書物史・出版文化史の新たな知見を提供する労作。

「この四半世紀の文学批評を席巻した歴史主義の卓越した実践者として、日本のミルトン研究の第一人者となった著者ではあるが、その「一貫した関心」は、「読書と書物への愛」(501ページ)であったのかもしれない。」(「英文學研究」December 2010より)

『トニ・モリスン『パラダイス』を読む』が「アメリカ文学研究」(No.47号)にて書評されました。

2011 年 4 月 15 日 金曜日

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白人によって書かれた「黒人不在の歴史」に異議を唱え、歴史の再構築を試みるモリスン。奴隷制、南部再建期、黒人の大移動、公民権運動等、『パラダイス』に描かれる「黒人の歴史」を読み解き、モリスンの創作世界に迫る。

「先行研究の周到な引証と論の切り口およびその展開は、若手研究者にとって作品論の一つの範となるものであり、また平易な文体、懇切な注や巻末の家系図、略年表、地図、文献案内は、初めて『パラダイス』を手にする読者にとって作品理解の良き「道案内」となるものである。」(「アメリカ文学研究」No.47号より)

「どの章においても、しっかりした考証に基づきながら作品の「難解さ」をときほぐしてゆくその筆致には、モリスンの「ちらっとした閃き」を共有した確信と喜びすら感じられる。特に、第二章と第三章において、オクラホマにおけるアフリカ系アメリカ人の歴史とこの物語との関係を解明してゆくあたりには、本書の強みが最もよく現れているように思われる。」(「英文學研究」December 2010より)