post diluvium(洪水の後に)

2011 年 3 月 29 日 火曜日

……まもなく新刊『存在論』(相沢義男著。相沢氏はブランショ
の《レシ》からハイデガーのテクストまでを徹底的に読み込んで
書き上げた労作)が責了になる。
本書を編集するにあたって、かつて入「院」中の頃、哲学、神学、
小説・詩、オペラ台本等、多様な原典購読の講義で英・仏・独・伊・
羅の諸語で書かれた原本を読んだ記憶が猛烈に甦り(いうまでも
なく愚生は文字通りまったくの劣等生であった)、「洪水の後」に
一気に「古典への回帰」熱が奇しくも御身に生じたのであった。
「いま」を報じることばの空しさに、昔日の巨人たちによって書かれた
「ことば」がこころとからだに染み込んでくるのであった。
まさに干天の慈雨なのであった。

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《memoria minuitur nisi eam exerceas》
「記憶は汝がそれを練習せざれば減ず」
(新増補版『ギリシア・ラテン引用語辞典』
田中秀央・落合太郎編著、岩波書店)

「さてまたありきたりの日常性が、この存在するものの存在的に最も
手近いものを構成するから、この日常性は、現存在の解明に当って、
いつも繰り返し跳び越えられていたし、またとびこえられているのです。
存在的に最も近くかつよく知られているものは、存在論的に最も遠い
もの、未知なものであり、その存在論的意義において、絶えず見のが
されているものです」
(ハイデガー『存在と時間(上)』桑木務訳、岩波文庫)

「真正の超越性へ向けて進むブランショの思考は、あらゆる偽装された
超越性を徹底的に破壊する」
(丹生谷貴志『砂漠の小舟』筑摩書房)

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「トマもまた、粗雑な像からなるその水を見つめ、それから彼の順番が
くると、その水のなかへ飛びこんでいったが、しかしそれは、あたかも
彼にとっては恥辱がはじまったとでもいうように、悲しげで、絶望的な
姿であった」
(モーリス・ブランショ『謎の男トマ』菅野昭正訳、新潮社)

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最後に「現存在」の煩悩を絶対的に肯定するために、都築響一氏の
「scripta」(紀伊國屋書店PR誌)での連載「読みびとしらず19/
昭和の『性生活報告』アーカイブ」から引用して終わりたい。

「たとえば《戦争》というテーマを考えるとする。ふつうだったら《戦時の
性生活》みたいなことになるのだろうが、僕がひっくり返ったのは《印象
に残るセックスの時に鳴っていた音楽》という特集で、《焼け跡に建てた
バラックで初体験を済ませたとき、遠くで鳴っていた『リンゴの唄』》なんて
投書が紹介されていたことだった。こういうシャープな編集のスタイル、
そして内容は露骨な下ネタでありながら、いまのエロ本のように過度な
下品さや汚さに落ちない、その抑制されたテイスト。それが編集者である
新田啓造さんの持ち味なのだろう」

[筆・南葵亭樂鈷]

我輩は7歳である!

2011 年 3 月 25 日 金曜日

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東日本大震災で被災された

すべての方々にお見舞い

申し上げます。福助識

(7歳の日に、2011年3月24日)

月刊キュリオマガジン 144号

2011 年 3 月 25 日 金曜日

越境するタイ・ラオス・カンボジア・琉球

2011 年 3 月 25 日 金曜日

ぽぽぽぽ〜ん?

2011 年 3 月 24 日 木曜日

ここ数日、「まほうのことば、たーのしぃーなーかまーがー♪」と口ずさみ、はっとして、ひとり顔を赤らめることがあります。そして、「あいさつさえできりゃいいってもんでもなかろうよ(そりゃ、できたほうがいいんだろうけど)」などと、反「大勢」な私は決まって照れ隠しに独りごち、さらに恥じ入る次第です。

しかし世の中には「まほうのことば」だけでなく、「ことばのまほう」というのもあるようで。そのことを感じるのが、最近の報道のなかで耳にすることば(遣い)。内容はいざしらず、ことば遣いひとつで人に不快感を与えるのだから、まさに「まほう」です。

たとえば、原発についての保安院や東電の会見。なんだか歯切れが悪い、スパッとしない、という印象を受けるのは、よくわからないままに会見を開いているせいだけではなく、過度の(と思える)敬語・丁寧語にもよるのでしょう。なかでも「復旧作業を進めさせていただく」「確認させていただく」などの物言いは、もやもやを通り越し、腹立たしい限りです。「させていただく」とは「自分の行為を相手に許可してもらい、それによって相手に対してへりくだった気持ちを表すことば」(Yahoo! 辞書)。現場で働く人が大変なのは承知の上で言わせてもらうと、なにもこちらが「やらせてあげている」わけではなく、復旧作業を行う事態になったことを「やらせてもらってうれしい」と喜ばれても困るんです。そして、主体的な物言いを避けることに、そこはかとなく責任回避の意図を感じさせはしないでしょうか。

「勇気をあたえたい」もどうなのでしょう。こう発言するスポーツ選手(と報道関係者)、増殖していますよね。我々は気持ちをありがたく「頂戴」すべきなのでしょうが、これを聞くたび「どうしてそんなに上から目線?」「きみはヤワラちゃん(実写)か?」(彼女がそう言ったかどうかはしらないけれど「ヤワラちゃん的」と感じる)と悪態ついています。いやはや、性格悪いですね。最近はペットにもエサを「あげる」ようになってきたし(「勇気をやる」と言われないだけまだマシ?)、そもそも「勇気づけたい」とか「元気になってもらいたい」とか言えばいいじゃあないですか。「それって変じゃない?」と、誰か教えてあげればいいのに。

「乱れ」によるものなのか、丁寧語・敬語という日本語の(ややこしい)特質のせいなのか、ことばの魔力には驚嘆します。でも、他人にとやかくいう前に、文字や言葉を取り扱う人間としてまず自らを省みなければいけませんね、はい。

 

「服装の乱れ」はおしゃれと感じる
ブログをさぼりがちな

マルタケ牧場

NHKが今すぐすべきこと

2011 年 3 月 24 日 木曜日

『ポスト学生運動史』の著者の中川文人氏が電子書籍の専門店『わけあり堂』

2011 年 3 月 23 日 水曜日

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『デルクイ01』、『ポスト学生運動史』の著者の外山恒一氏が経営・接客する「BARラジカル」が福岡にOPEN!!

2011 年 3 月 23 日 水曜日

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『デルクイ01』、『ポスト学生運動史』の著者の外山恒一氏が経営・接客する「BARラジカル」が福岡にOPEN!!

福岡市早良区城西1-9-31
(西新交差点から城南線を、西新を背に右側の歩道を約450M。「城西2丁目」交差点カド)

19:00~27:00
当分毎晩営業
(もし休む場合はhttp://twitter.com/barradicalで告知)

ドリンク500円
チャージ500円
フード持込自由
嫌煙権持込禁止

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ジェンダー表象の政治学

2011 年 3 月 23 日 水曜日

情報戦略で大学に受かる!

2011 年 3 月 22 日 火曜日