不定期連載「福助君とあかりちゃん」

2010 年 11 月 30 日 火曜日

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12月より「福助君とあかりちゃん」の不定期連載を開始いたします。

どうぞヨロシクね!

『永久男根/平岡正明』が「図書新聞」(10.12.4付)にて大きく書評されました。

2010 年 11 月 29 日 月曜日

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平岡氏の一周忌に際し、生前、氏と関係浅からぬ方々によるハードな平岡論を一冊に纏める。執筆は四方田犬彦、足立正生、内藤誠、相倉久人、山下洋輔、マイク・モラスキー、平井玄、田中優子、梁石日、金原亭馬生、三代目彫よし、森直実、村中豊、大山倍達。

「そのときどきの興味関心で、しばしばこの批評家の名に突き当たる。ジャズであり、歌謡曲であり、タンゴであり、足立正生であり、NDUであり、ブントであり、河内音頭であり、横浜であり。多くの平岡さんとの生身の思い出のある筆者によってつくられた本書は、その私の関心の軌跡と必ずしも合致しているわけではない。しかし、それが、いわば「情熱の挙動不審」ともいうべき、この戦後随一の特異な批評家の駆け抜けたフィールドの広さと多層性を示していることでもある。」(図書新聞10.12.4号より)

ゴールデンスピリット賞授賞式に行く

2010 年 11 月 26 日 金曜日

昨日(11・25)、ホテルオークラで開催された「ゴールデンスピリット賞」
授賞式に行った。
多くの野球関連書を刊行し、また弊社でもお世話になっている郷土の
先輩、作家・佐山和夫氏がこの賞の提唱者のひとりであり、選考委員
でもあるため、この数年、招待状を戴いている。今年は12回目。
3年連続のノミネートでようやく初受賞となったダルビッシュ有投手。

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グラウンド内での活躍は勿論、グラウンド外の海外での「水基金」と
地元での「福祉基金」の活動が評価されたのである。
今回はダブビッシュ投手の家族問題が世間を賑わしていたため会場の
ホテル周辺はスポーツ関係以外のマスコミ取材陣がさぞや殺到している
かと思いきや、さにあらず。報知新聞社が主催のためか、かなりしっかり
とした報道規制が敷かれていたため、逆に寂しい感じのする数だった。
パーティの終わりのほうで挨拶した元首相・森喜朗氏は、パーティの開始
と終わりでは3分の1ぐらい人数が減っていると苦言をこぼしていた。
要するにタダメシを喰ってすぐに帰る輩がいかに多いかと言いたかった
わけだ。
ともあれ、大リーグにおける最高の賞と言われる「ロベルト・クレメンテ賞」
の日本版を創設したいという佐山氏の熱く強い想いから、1999年に
スタートしたGS賞。しかし一新聞社が主催のためかあまり世の中に浸透
しているとは言えない。残念である。
日本版ロベルト・クレメンテ賞=GS賞の意義と価値ががほんとうに評価
される日は、おそらく「日本プロ野球」再生の日になることだろう。

[筆・南葵亭樂鈷]

『変わる中国、変わらぬ中国』が「しんぶん赤旗」(10.11.21付)、「岩手日報【郷土の本棚】」(10.11.14付)にて大きく書評されました!!

2010 年 11 月 25 日 木曜日

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宮沢賢治と交流のあった中国の詩人黄瀛の研究者が綴る時を越えた旅・・・高度経済成長を続ける、変転著しい現代中国。だが、変わらないものもあるのではないか?旅を通し、「三国志」を通して追求した生きている中国。

「50年前の日本にタイムスリップした印象を持つ、葉タバコを道路にまき車で脱穀する農村風景や長距離バスの旅、そして万人坑跡や南京大虐殺記念館、中国残留女性との出会いで考えた日本の侵略戦争…。中国との付き合い方にもふれます。」(しんぶん赤旗10.11.21付より)

「このとろこマスコミをにぎわす大国・中国。万里の長城や北京ダックは知っていても、国家の実像、「人民」の日常はよく分からない面が多い。そんな中国の素顔に“苦行”にも似た一人旅体験などを通じて迫る紀行集。」(岩手日報10.11.15付より)

マカオ紀行

2010 年 11 月 25 日 木曜日

動物たちの反乱

2010 年 11 月 24 日 水曜日

今年は山の実りが少なかったためか(私も前に、今年は栗が不作とブログに書いた)、山の動物たちが里に下りてくるニュースが一時つづいた。10月のことで古いネタとなり恐縮だが、私はなかでも三島市の「噛みつきザル」の捕獲をめぐる報道に疑問があった。
怖い悪い暴れん坊サルを捕獲した市民(子ども)が懸賞金を受け取る映像はとくに疑問だった。
なぜサルやクマが里に下りてきているのか、クマは射殺しか手はないのか、どうすればいいのか、という問題の核心をテレビのニュースで聞くことは皆無ではなかったにせよほとんどなかったように思う。
懸賞金を手にした子どもは、良いことをしたご褒美・お小遣いと受け止めるのではないか、その子は自然や動物と今後どのように向き合っていくのだろうか。多くの人にも「悪い」動物は捕まえ(あとはどうなってもよい)、場合によっては殺しても良い(それは良いことである)という認識が広まるのではないか。
その報道のすぐあとに、私は三島市がどう考えているのかを個人的にメールで聞いてみた(返答は10月18日にきた。最後に添付)。

山の動物が里に下りてきたとき、農家や住民の方たちがどれほど苦労しているか、それをヌキにこの問題は語れない。
どんな問題でもそうであるように、「あれか、これか」ではまともに考えることはできない。多面的にしっかり考えてみたいと思って読んだのが『動物たちの反乱――増えすぎるシカ、人里へ出るクマ』(河合雅雄・林良博編著、PHPサイエンス・ワールド新書)。

ニホンザル、シカ、ツキノワグマ、イノシシ、アライグマとヌートリアなど動物ごとの習性や日本での分布の実態をふまえた向き合い方など、それぞれの動物ごとに章がもうけられている。また、里山のはたらき、野生動物管理、地域住民の被害認識にもそれぞれ章を設けて書かれており、この問題を考えたい人にはかなりお勧め。

私がとくに印象的だったのは、明治維新まで日本人は野生動物と共存しており、家の中にいるネズミやムカデも殺そうとしないということで、来日した外国人をかなり驚かせるほどであったこと。19世紀までに、日本はおそらく動植物の一種も絶滅させた事実がなく、そのことは世界史的に見て希有な現象だそうだ。
その後明治維新を境に、悪い動物は殺してもよいという考えが一般化し、エゾオオカミをはじめ多くの野生動物が絶滅することになった。

世界的サル学者である河合雅雄氏と専門家たちの見識をぜひお勧めしたい。(出口)

====三島市農政課からの返事===
出口 綾子 様

三島市農政課です。

メールをいただき、誠にありがとうございました。
また、返事が遅くなったことについてお詫び申し上げます。

出口様からのメールに対し、下記のとおり回答させていただきます。

Q.原因についてどう分析しているのか(ホームページ上でもいいので公に)知らせていただきたい。

A.ご意見ありがとうございます。現在、静岡県農林技術研究所の森林・林業研究センターの大橋氏
にサルの毛、糞によるDNA調査を依頼しております。
その後、市のホームページにて今回の問題を説明させていただきたいと思います。

Q.捕獲されたサルをどうする計画なのか。

A.既に報道などでご存知かと思いますが、三島市内の楽寿園で飼養することとなりました。
なお、山に帰すことは、下記の理由でできません。
・ 人に飼われていた可能性が高いサルであり、山に帰ることはできないと思われること。
・ サルが山に入る機会は何度もあったが、まったく山に入ろうともせず、人里に戻ってきたこと。
・ サルは母系家族であり、自分たちのグループと血縁関係のない雌は絶対に仲間に入れようとしない。
今回のサルは体型や性器から見て雌の可能性が高いため、山に入ってもサルのグループに加わることは
できないであろうこと。
・ 山に戻した場合、また人に噛み付く危険があること。
今回は市民の方のご協力により捕獲できたが、再度の捕獲は非常に困難であること。
また、噛まれた方の中には「外に出るのが怖い」「サルを見るのが怖い」というように精神的にショックを受け
た方がいらっしゃること。

今回のサルに関し、市民の皆様方のご協力により捕獲できました。
これからも三島市政についてご理解、ご協力くださいますようお願い申し上げます。===ここまで

『国立公園は誰のものか』が「朝日新聞」や「産経新聞」に折り込まれる「ニュースあらかると」(10.11.14付【長岡支局版】)と「ガルヴィ」(10.10号)、「朝日新聞【福島版】」にて紹介されました。

2010 年 11 月 24 日 水曜日

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「どうせエライ人だけで決めんだべ」。国の主導で進められた20年ぶりの国立公園誕生に沸く中で省みられることなく零れ落ちていった人群れの言葉に耳を傾け、四季を通じて丹念に寄り添った渾身のルポ。

「尾瀬が日光国立公園から独立し、会津駒ケ岳や田代・帝釈山を加えて、29カ所目の国立公園として誕生したのを機に連載が始まりました。国立公園にかかわる住民の暮らしや国立公園行政のあり方などを探る内容に、尾瀬の四季を撮影した77枚の写真をあしらいました。」(「ニュースあらかると10.11.14付より)

「届かない地元の人たちの声や暮らしに、四季を通じて丹念に寄り添った、尾瀬国立公園のルポ。国立公園誕生に沸くなかで、顧みられることなくこぼれ落ちていった、人群れの言葉に耳を傾ける。」(ガルヴィ2010.10月号より)

「尾瀬国立公園は、日光国立公園から独立した尾瀬、新しく編入された会津駒ケ岳、田代・帝釈山の3地域からなり、29ヶ所目の国立公園として07年8月に誕生。本書では国立公園にかかわる住民の暮らしや国立公園行政のあり方などを探っています」(朝日新聞【福島県版】10.8.18付より)

アミーナ

2010 年 11 月 22 日 月曜日

旅する駅前、それも東京で!?

2010 年 11 月 22 日 月曜日

第1回ふじ特撰落語会「円丈・鳳楽二人会」に行く!

2010 年 11 月 19 日 金曜日

昨晩(11・18)、神楽坂・赤城神社参集殿の柿落としということで、
「第1回ふじ特撰落語会」が開催された。
「円丈・鳳楽二人会」である。
仕切役はお馴染みフジテレビアナウンサー・塚越孝氏。
またこの会のキャッチコピーがスゴイ。
「あの対決から8カ月『円丈・鳳楽二人会』やっぱり圓生は俺だ!」
会場ではこのあとにほんとうはまだ「円窓よ出てこい!!」と続ける
はずだったが、いろいろ差し障りがあるのでやめにした、と説明が
あって場内爆笑となった。

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円丈師、鳳楽師、塚越氏の鼎談を含め、落語を2席づつという、
ものすごく贅沢な落語会だ。
前半は鳳楽師の「掛取万歳」、円丈師の「紙芝居落語『全部圓生』」。
中入後は、圓生十八番の落語をやることになって、それぞれ長講で
円丈師が「百年目」、鳳楽師が「寝床」。
会がハネタのが22時前。通常の会場ではあり得ない時刻だ。
そしてその後、落語の余韻がまだ残る会場で、二人の師匠は
記者会見に臨んだ。11時ごろまで続いたのではないか。

ともあれ、円丈師の「百年目」を聴いたのは記憶に間違いがなければ
3度目だと思うが入魂の落語だった。空気がピーンと張りつめられて
いた。新作派の巨匠といわれる師であるが、古典での技・迫力ともに
すばらしい出来だった。
生で聴く落語とは違うと思うが、今回の落語の動画が11月22日より
「フジポッド」より無料で配信される。鼎談部分も含め見られるという
ことなので、興味のある方は是非とも視聴していただきたい。

[筆・南葵亭樂鈷]