『ディケンズ文学の闇と光』が「読書人」(10.10.1号)にて紹介されました。

2010 年 9 月 30 日 木曜日

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宗教的誠実さや正義感を支える信仰は評価されても、キリスト教的想像力に触れられることの少なかったディケンズ。だが、宗教的な罪理解が作品の構造とプロットに影響している作品は存在する。“キリスト教作家”としての再評価。

「ディケンズが小説の中で描いた、超自然的で圧倒的な<悪>。その力を見据え、その問題と真剣に取り組んだ作家であるという特徴に着目し、ディケンズの悪に対する観念を検証することで、対極にある善の問題を捉え、「キリスト教徒作家」としての芸術的真価を探る。初期作品から晩年の作品へと時代を追いながら、作家にとっての悪の問題がどのように発展し変化していったのかを追う。」(読書人10.10.1)

禅とユーモア

2010 年 9 月 30 日 木曜日

9月のま~だまだ残暑の厳しき連休に、生誕260年を
迎えた「仙厓」展(~11・3)に行ったのだった。
帝国劇場の上にある出光美術館で開催されている。

とにかく仙厓の墨画にはふんだんに遊び心が盛り込ま
れているのだ。禅僧の画なので難しいことを描いている
だろうなどと思うことなかれ。ただただ見て笑えば良い。

ひととおり見終わったら、美術館内の皇居側にあるソファ
に座って、タダでふるまわれる煎茶をすすりながら、我国
の空虚なる中心を見下ろせば、それでほっとひと息。

[筆・南葵亭樂鈷]

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【追記】10・1~10・10までの池袋演芸場・夜席の主任は
柳家甚語楼さんです。顔付けもすばらしいので、秋の夜長
に寄席で落語をお楽しみください。

栗不作

2010 年 9 月 29 日 水曜日

今年は近所で栗が採れない。壊滅的に実っていない。
それでもほんの少しは採れるスポットがあるので、そこで拾っていまのところ2回ほど栗ご飯を炊いた。
今年は栗だけでなく、秋ミョウガもまったく実っていない。秋ミョウガは横浜の友人も「枯れている」と言っている。町内の人に聞くと、柿も壊滅的だそうだ。
この夏の異様な暑さが原因だろうか…。(出口)

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マーガレット・アトウッド氏来日

2010 年 9 月 27 日 月曜日

カナダを代表する女性作家マーガレット・アトウッド氏が
国際ペン東京大会 2010 の基調講演のため来日されました。
9月26日の基調講演につづき、29日にはカナダ大使館において
阿刀田高・日本ペンクラブ会長との対談、最新作「洪水の年」の
朗読劇(アトウッド氏も出演)が催されます。
また、「洪水の年」は28日(火)14:00から、明治学院大学
白金チャペルでも演じられます。

http://www.canadianlit.jp/events

弊社では氏の作品である『寝盗る女(上・下)』(《カナダの文学10》)と
マーガレット・アトウッド』(現代作家ガイド5)を刊行しています。
その多彩で濃密な作品世界をぜひご堪能ください。

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『ひたすら歩いた沖縄みちばた紀行』の著者、カベルナリア吉田氏の出版業界についての記事が「文化通信」(10.9.13号)にて掲載されました。

2010 年 9 月 27 日 月曜日

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「車を降りて、歩こう」――大通りの裏側で遭遇した、まだ見ぬ沖縄。突拍子もないできごと。みせかけのトロピカルではない、ふつーのウチナーンチュにこそ想定外のおもしろさ、知恵、発想、思いやり、光と陰がある。

「今後は所属する会社の大小よりも、個人の資質で出版人は評価されていくだろう。約束を平気で破る人と、取り引きする著者などいなくなることを、今一度認識してほしい。」(文化通信10.9.13付より)

『ケストラー自伝』が「毎日新聞」(10.9.26付)の「この人・この3冊」のコーナーにてアーサー・ケストラー関連書の一冊として紹介されまいた。

2010 年 9 月 27 日 月曜日

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スターリンの粛清を最初に描いた『真昼の暗黒』、スペイン内戦で死刑宣告された『スペインの遺書』、生命科学の世界に衝撃を与えた『ホロン革命』の著者ケストラーが、その苛烈な半生を通して極限状況の中で垣間見た世界を綴る歴史的書。

「壮絶な闘いの物語。自伝的著作『地の塵芥』(41年、未邦訳)も奨めたい。第二次世界大戦勃発と同時に、フランス政府によって「望ましからざる外国人」として強制収容所に送られたケストラーは、余儀なく雑多な人びとと触れあい、冷徹に観察する。」(毎日新聞10.9.26付より)

アジアフェアやってます

2010 年 9 月 24 日 金曜日

またまた、実はユーチューブの曲を選ぶのが楽しみな「ブログ」の番が来ました。本当はアジアの本の会のツィッターが少数の人だけでがんばっている(私は億劫でやっていません)状況で、「書いて、書いて」と言われていますが実行できておらずのこのブログで関係者の方には恐縮ですが厚顔にこれだけ書いています。アジアフェアも、現在展開中のブックデポ書楽リブロ吉祥寺ジュンク堂新宿店も担当の方には熱心に取り組んで頂けましたが、フェア半ばとなって本が動いているかどうかはお伺いしていない書店さんもあるものの、芳しくない感触ですが、ジュンク堂新宿店では左翼系の品揃えでは右に出るものが模索舎以外いないのではの担当伊藤さんが、「ゾウLOVE」(帝国主義から始まるグローバリズムによるアジア諸国「開発/経済」の「功罪」を問うという今回の伊藤さん選書フェアにおいて)を提案して頂き、小社の「ゾウと巡る季節」から採った写真から「ゾウパネル」作り、貼って展示して頂いています。当初は、反「開発/経済」と「ゾウ」とどれだけ関係あるか疑問でしたが、中央線のテレビの宣伝で「ゾウのフン」を「屋上緑化」で使うと水捌けよく植物よく育つとかあったり、小社のその写真集も「長く緩いペースのゾウを使った林業」でゆったり「経済に抗する経済」していたりと、「ゾウパネル」割とフェアテーマに沿っているようです。というわけで、ゆったり肌寒くなった本日、歌詞知らないものの、「多分、暖かい・・・多分、いい調子」な感じの、温ったかくなりそうな(経済(合理)的=消費的=資本主義的=宗教的?)・・この曲でもしかしたら若干、半そでが暖まりそうです。(玉崎) 追伸、左翼棚と言えば同時開催中で、10月11日ぐらいまで、お隣の紀伊國屋書店新宿本店5Fでも、小社の連合赤軍当事者の本も一緒に並べていただいてちゃんと売れている「好きか嫌いか、べつにして、いま、もう一度、マルクスと「共産主義」をまじめに考えてみる。」フェアもやっており、模索舎の榎本さんに教えて頂き行ってみたところ、フェア棚に無料配布の紙頂き、その内容が「簡潔で秀逸で読んでみたくなる短文」で本を紹介しており「・・彩流社の一連の本の功績大。」などと書かれています。2回目にお伺いしたところそのフリーペーパーが無くなっており、お忙しいのを顧みず、担当の吉田さんに「補充して下さい」と不躾に失言してしまいました・・・・・・また話代わり、今回の曲の歌詞はネットで採れたので、直訳で読んでみたところ、「カリブでリゾートに来ている旧宗主国?の男が、カリブ出身??の出口無し女になす術もなく」という感じの内容みたいで、どうも「ジュンク堂新宿のフェアの趣旨」に「反する、帝国主義(人種差別主義)的観光(自分だけ暖かい)曲」の可能性が高い気がしました。・・・

『愛と狂気と死の物語』が「NHKラジオ まいにちスペイン語」(10.10月号)にて紹介されました。

2010 年 9 月 24 日 金曜日

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アルゼンチンの密林で繰り広げられる生きるための闘い、死の恐怖、残酷な運命――。ジャングルや都会の片隅で狂気と死に翻弄される人々や動物たちの姿を、生命への愛とともに見据えた、クリオリズモの代表作家aによる14の物語。

「ウルグアイ人の作家オラシオ・キロガは、実人生において悲劇的な死につきまとわれ、結局は自らも自殺した。密林や都会の片隅で繰り広げられる動物と人の姿を、生命への愛とともに描いた短編13編に中編の『アナコンダ』を加えたのが本書。」(NHKラジオまいにちスペイン語10.10月号より)

『グレアム・グリーンと第三の女』が「ミステリマガジン」(10.11月号)にて紹介されました。

2010 年 9 月 24 日 金曜日

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セックスへの罪意識、絶望感、作品の背後に潜む文学的源泉の一つ“不倫”の姿を手紙や日記、関係者へのインタビューで解明。

「ちょっと前の本だが、作家の秘密のベールをはいで、こんなにもスリリングな評伝が書けるのかと思う本が、ウィリアム・キャッシュ『グレアム・グリーンと第三の女』だ。」(ミステリマガジン10.11月号より)

ブロンテ姉妹

2010 年 9 月 22 日 水曜日