「私は永田洋子さんに会いに行きます」

2009 年 3 月 31 日 火曜日

「最新情報」でお知らせしましたが、3月29日、テレビ東京の特番「メディアリテラシー特番 TV強制合宿!? タブーな番組企画…」は、1時間にわたる番組でたっぷりと見せてくれました。
三上寛、木村三浩、森達也、中村うさぎ、服部孝章、たむらようの6人の論客が、「表現の自由とは?」「テレビの“タブー”とは?」「テレビはなぜ“主体性” や“個性” を失ったのか」「今、テレビの役割とは?」等をテーマに旅館に泊まり込み、〈バカバカしくも真剣勝負の一昼夜ドキュメント〉というキャッチ・コピー通り、延々と議論するという番組でありました。
最後は木村三浩、中村うさぎ、森達也側と、三上寛、服部孝章、たむらよう側の二つのグループに分かれて、「これから見たい番組」ための新企画を練り上げることになりました。
木村側はタブーとされた人物にアポなしで会いに行くことを提案。木村三浩さんは「金正日に会いに行く」、中村うさぎさんは「私は永田洋子さんに会いに行きます」という番組を提案しました。森達也さんは、会えなくてもいいからそのプロセスを番組にすることを提案をしていました。
特に中村うさぎさんは、連合赤軍事件で永田洋子が事件へ至る一線を越えたのは何故かをぜひ聞きに行きたいと熱く語り、企画の主導権を握ってしまいました。
「電波少年」の二番煎じではなく、新たなタブーに挑戦する「アポなし番組」が実現しますやら?
そういえば、彼女は植垣康博さんの結婚式にも出席していましたし、新宿のロフトでの連赤のシンポジウムにも鈴木邦男さんらと参加していて、女性の側から連赤問題を積極的に論じていたことを思い出しました。
右翼代表の木村さんの「街宣車で演説するよりも、テレビメデアで発言するほうが緊張するし、難しい」という発言が印象に残りました。(S)

四方田さんのトークショーが盛況に終わる!

2009 年 3 月 30 日 月曜日

3月28日(土)にジュンク堂池袋本店4Fの喫茶コーナーにて、弊社刊行の『濃縮四方田』の著者・四方田犬彦先生のトークショーが盛大に開催された。

当初は四方田さんと平岡正明さんのトークバトルを予定したいたのだが、平岡さんが体調を崩され、四方田さんの単独ソロライブになったのであった。

急遽、小生がMCを担当し、病床で語りおろしていただいた平岡さんからの四方田さんへのエールを、ライブの冒頭で代読した。

それからは四方田さんの独擅場。質疑応答まで含めてノンスットプの100分間。あっという間だった。

ともあれ、多くの観覧者が参集され、客席には、映画『俗物図鑑』(四方田さんも平岡さんも評論家役で出演)の監督・内藤誠さん、K作舎のI原さん、G新聞社のI山さん、「BUKU」編集長のH條さん、元・B夜S房の編集者で現在はフリーランス、『濃縮四方田』企画立案者のH口さん、本書のブックデザイナーN山さんなど、多くの関係者もご来場くださった。

深く感謝いたします。ありがとうございました。

【追記】5月2日午前8:30放送の「BSブックレビュー」(NHK・BS2)に四方田さんが出演します。『濃縮四方田』のことを司会の児玉清さんと語る予定です。

[筆・南葵亭樂鈷]

090328_2046_01.jpg090328_2046_02.jpg_________.jpg

クルド難民

2009 年 3 月 27 日 金曜日

私事で恐縮だが、5月に子供が産まれる関係で、最近妻に付き添って産婦人科に行くことが多い。

前々から「やたらと外国人が多いなあ…」と思ってはいたが、つい先日行った時は、なんとクルド人の親子が来ていた。
いままでは外国人が多いといっても、中国や韓国の人がほとんどで、ほぼ日本語ができるようでそこまで問題はなさそうだったが、さすがにこのクルド人の親子は日本語は全く通じず、英語もダメ。付き添いの友人らしきクルド人の女性は日本語を少しは喋れるようで通訳をしているのだが、書くのも読むのもだめで、今この親子がどういう状況で産婦人科に来ているのかを説明するのに四苦八苦している。
はっきり聞こえないのだが、どうやら母親の方が妊娠しているらしく、しかも具合があまりよくないらしい。
お腹の子の父親はどうしているのか、ここには来れないのかを産婦人科の受付の人が聞いている。
そして…その答えに驚いた。「父親は分かりません…たぶん殺された」
クルド人ということは、フセイン政権時代に殺されたのか、それともこの前のイラク戦争で殺されたのか、トルコでの紛争で殺されたのか、それとも行方不明でたぶん殺されたということなのか…。

産婦人科医が少ないとか、待ち時間が長いとか、いろいろと不満がたまっていた私であったが…このクルド人の親子の経験してきたこと、見てきた風景を思うと、自分たちがものすごく恵まれているように思えてしまった。
世界は広い。知らない闇の世界ももっとずっと多く存在するのだろう。

だが、しかし…

日本の産婦人科の現状が日々悪化しているのはリアルに感じる。
この産婦人科では、5月の分娩の申し込みを既に打ち切ったらしい。近隣の産婦人科が近年どんどん閉鎖されていっているせいで、この産婦人科に分娩の予約が集中してしまっているせいだ。
この産婦人科は市内ではかなり大きいほうだが、それでも産婦人科医は4人しかいないから、一日にこなせる人数には限界がある。しかも診ているのは妊婦だけではなく、通常の婦人科も兼務しているので全く時間的余裕がないとのことだ。

恐ろしいことである。少子化対策大臣は…本当に何か手を打とうとしているのか?
日本の産婦人科はこれからどうなっていくのか…。

産婦人科は、24時間体制で対応しているわりに給料が安く、なにかあれば訴えられるから、産婦人科医を志望する学生が減るいっぽうらしい。こううい問題は国が動かなければ改善は難しいように思える。医師も病院も、なんだかんだいってもビジネスである以上、利益が出なければ潰れていく。医師も仕事場の状況が悪化してきている以上、精神的負担が高過ぎてミスも増えてくるし、よっぽど志が高くて、体力も精神力も強い人間以外は生き残れないだろう。
本当になんとかしてほしい。

ちなみにクルド人関係の本が弊社からも出ています↓
『クルドの肖像』

kurudono.jpg
本書の正人公は、クルド人のアハマドー家である。一家の味わった苦難は、イラクのクルド人の歴史に重なる。彼らの歩みを通じて、イラク戦争のもうひとつの側面がみえてくるだろう」 ──本書「プロローグ」より。

あと「クルド」といえば新泉社から下記の二点とても読み応えのある本が出ている。これを読めばさらにクルド人の世界を知ることができるだろう。
kurudojinwotazunete.jpg kurudojinnomati.jpg

筆;春日

『リンカン』が共同通信にて配信されました。全国各地方紙にて続々書評が掲載されています!!

2009 年 3 月 24 日 火曜日

rinkan.jpg

リンカン生誕200年記念出版!
オバマ本を読む前に『リンカン』を読め!!

夢のような出世、奴隷の解放、56歳での暗殺。“ひとつのアメリカ”――崇高な目的を達成した偉大な大統領。だが、死者60万を超える悲惨な内戦の引き金を引いた責任者でもあったリンカンの再検討。リンカン生誕200年記念出版!

笠松左太夫の生涯と山保田組の歴史

2009 年 3 月 24 日 火曜日

阿久悠神話解体

2009 年 3 月 24 日 火曜日

パーティーの季節

2009 年 3 月 23 日 月曜日

3月20日、小生が所属していた大学のゼミの恩師の退任パーティーを開いた。小生、発起人でもあり、実行副委員長兼

記念冊子編集長ということで気苦労が多い日々が続いた。

38年間大学に勤め、ゼミは35年間指導された教授だけにゼミ生は約500人以上。住所録作成に始まり、退任記念冊子

を作り、パーティーの出し物を企画し……と構想からは1年以上、実際の準備作業にも半年かけただけのことはあり、予

想をはるかに超える人数が集まり、大盛会であった。冊子も好評を頂き、会計的にもなんとか黒字にまとまって、いま若

干虚脱状態なのだが虚脱している閑もなく、28日には小生担当の新刊『隅田八幡鏡』

の出版記念交流会が控えており、これまた事務局としてどっぷり運営に関わっている。

この後、7月にも二つイベントがあってこれにも関わっているので当分パーティー漬けである。

うーん。パーティー運営は楽しいのが、たまには気楽にお呼ばれを楽しみたい。

T.T

頭カラッポは倫理がない

2009 年 3 月 19 日 木曜日

また、ブログの順番がやってきた。しかし、題名どおり、何を書くべきか? 以前いた派遣会社でも、夜遅く「報告」の仕方が悪かっただったかで、上司に「もう、お前これから「パッパラパーたまさき」だあー」などと脅され、当時の同僚も腑に落ちるのか「悪いけど、それは笑わせてもらうわ。ぎゃひゃひゃ」などの対応をされたことも有るし、「あんた、合理的にものを考えるのがきらいだから」と母親に言われたこともあり、そういえば「カラッポ、カラッポ、カラッポ、お前だ」という歌を歌う「スターリン」というバンドもあった・・・と常にバーンアウト頭で、よく生きているものだと思います(殺されでもした方がいいのかもしれません)が、新聞を見ると「名古屋・闇サイト殺人」判決で「納得いかない被害者の母」の無残に、「計画的(合理的)」に「残虐非道という道理」で、攻撃性を剥き出しにして自己の「目的」を達成したが、大文字の「計画(合理)」=「裁判」の「目的」にある意味「罰せられる」(死刑でも「本当に罰せられることができるのか」分からないが(何が何を罰するのか、罰することで以後何が「変わる」のか)・・・一人自首しただけで「無期懲役」という結果でしたが〉という、「人間の業」も「カラッポ」では「それをくぐり苦味(痛み)を味わうこと(合理)」もできないかとも考えます。およそ人間のどんな存在も一切意味が無い、人生の意味そのものに意味が無い。これはハイデガーの基本的洞察ですというようなことを永井均さんはどこかで言っていましたが、この言葉は、控訴を考える被害者の母には酷だろうとは思うが、近代法は復讐を法(第三者〉に預けて、仮初めの解決(人間社会の維持〉をするということで、光市の強姦、母子殺害事件でもそうだが、「復讐」(恨〉の欲動をどうするか、法の一撃は、何かを変える場合も、変えない場合もあるというところで、「法」のここ一番の瞬間における適用(行為〉とその効果、「法」以外の方法でできることはあるか(復讐・赦し?)等、解決できない問題というより「解決」という発想が「合理性=妄想」なのか、「赦しは狂気(機知)」という人もおり、「東京拘置所 死刑囚物語 獄中20年と死刑囚の仲間たち 」、「殺意の時 元警察官・死刑囚の告白」、「監獄日記 東京拘置所の四季」 など読んでみることもありかとは思うもののこちらは「加害者」が「加害経験」を元に「有名」に(「価値」ありと)なってしまうという事態であり、「被害者視点」で見るというライターの藤井さんがやっていたはずの「本」というのは、もっと作られてしかるべきだとは思います。売れるかどうかは、また難しいものの。こういった事件(三島市の短大生拉致強姦生きながら焼き殺しもひどい、人間への信頼がどんどん低下していきます〉を少しでも垣間見ると、見せ掛けだけのもっともらしい人には成らぬようと自戒する気になります。(玉崎)

『濃縮四方田』が週刊読書人(3/27付)にて大きく書評されました!!

2009 年 3 月 19 日 木曜日

noushukuyomota.jpg

著書刊行100冊突破記念! ザ・ベリーベスト・オブ・四方田犬彦。すべてのテクストの中から自選。当時の執筆状況や裏話、その後の展開をテッテー的に解説。四方田の《粋》を知るダイジェスト。ファン必携・垂涎の書

「ともかく、500ページを超えるこの書物には、正直圧倒される。これを手に取るかなりの数の読者がそう感じるだろうが、著者一流の自意識の過剰さに、まずはいささか辟易させられると言っておこう。しかしいざ読み始めれば、これがやけに面白い本だということに気付かない読者は稀なのではないか。(週刊読書人09年3月27日号より)

オペラ学の地平

2009 年 3 月 19 日 木曜日