★ネットで流行ってらしい小噺~ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。

2006 年 6 月 29 日 木曜日

▼ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。
すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。

旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。

いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんと昼寝して過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」

▼小社でいろいろな仕事をやっていただいている言戸堂サンのHPから。どうも2chのネタで、出典不明らしいのですが、2chにしてはいいオハナシです。

http://www.gont.net/gontdo/

★6.29・杉山記

社会運動の力

2006 年 6 月 25 日 日曜日

『社会運動の力』表紙
書籍名   : 社会運動の力
(シャカイウンドウノチカラ)
著者名   : シドニー・タロー 著/大畑裕嗣 監訳()
発行日   : 2006-05-10
税込価格 : ¥3675
本体価格 : ¥3500
画像をクリックすると紹介文が読めます(注文もできます)。

★『日本経済新聞』06.6.25

「フランス革命から現代の国境を越えた環境・人権保護運動まで、共通の目的を持つ人々の集合体による運動の歴史を探る。著者は米コーネル大で教べんを執る政治社会学者。最初は無秩序で分散した動きが、地域の文化や経済状況などの違いによって様々な形態の運動に発展する仕組みを分析する。」

★ラジオから「あの書名」が……★6月20日・杉山記

2006 年 6 月 20 日 火曜日

▼偶然って、あるもんですねぇ。これは『大人のぬり絵 野菜づくりの道楽』著者、善如寺さんから、お知らせいただいたものです。

先週の土曜日(註:6月17日)に隣家の旦那さんがラジオで
「大人のぬり絵 野菜づくりの道楽 善如寺勉著 彩流社」を
聴いたそうです。びっくりして我が家に奥方が飛んできました。
局名やどんな番組かは分かりません。

▼最後のところが、いかにも残念!ですが、なんか、この本同様ほのぼのとした感じが伝わってくるエピソードだと思いませんか。
売れてるいる本には、こうした偶然がつづくような気がします。電車の中で持っている人を見かけるとか……。
他社本とは一味違ったウチのぬり絵、まだまだ快進撃はつづきます。もうすぐ3刷が上がります。

C. S. ルイスの世界

2006 年 6 月 15 日 木曜日

気になる症状別 野菜の食べ方・選び方

2006 年 6 月 15 日 木曜日

編集部だより(No.18 2006・5)

2006 年 6 月 14 日 水曜日

昨年の11月に原稿を書いて以来、長い間お休みいたしまして申しわけありません。
ホームページを大改造することになっていたので、その後に書こうと思っていましたが、作業の都合で少し延びることになりましたので、今日になってしまいました。
したがって、書こうと思っていたテーマがやや古びてしまいましたが、あえて書くことにしました。
それは今年日本で公開された映画『力道山』のことです。
「日本人がいちばん、力道山を知らない。」韓国・日本合作映画、ソン・ヘソン監督『力道山』のパンフレットに書かれたコピーはなかなか強烈です。
『シルミド/SILMIDO』で知られる韓国のトップスター、ソル・ギョングが力士とプロレスラーとしての力道山を演じていますが、30キロほど体重を増やして取り組んだ演技は迫力があります。また「本編の97%が日本語」といわれるソル・ギョングのセリフは強烈な印象を残します。
この映画の少し前にチャン・イーモウ監督の『千里走単騎(単騎、千里走る)』を見ましたが、中国映画の中で日本語のセリフしか話さない健さんとソル・ギョングとを比較すると健さんが何と貧弱に見えたことか。それほどソル・ギョングの日本語は完璧だったのです。「心を動かすことのできる日本語」と絶賛され、それだけで見る側に感動を与えます。
日本側は藤竜也、中谷美紀、萩原聖人らが出演しています。プロレスの試合の場面が評判になりましたが、格闘家の船木誠勝、武藤敬司、秋山準、亡くなった橋本真也らが出ていたからでしょう。
戦後日本のヒーローといわれたプロレスの力道山がいまだに日本人だと思っている人が80パーセントという日本の状況の中で、「朝鮮人」として苦悩する力道山を描いたこの映画の与えたインパクトはかなり大きかったと思います。
昨年、『パッチギ』が評判になりましたが、この映画も北朝鮮へ帰還しようとする朝鮮高校の青年を描いており、同時期に同じようなテーマの作品が作られたことに、「韓流ブーム」とともに時代の流れを感じます。
わたしも長い間、力道山は長崎県大村市の出身で百田光浩が本名だと思っていました。子供のころ見た吉永小百合などの映画を撮っていた日活の森永健次郎監督、力道山主演の『力道山物語 怒濤の男』の影響だと思います。ちなみに力道山は29本の映画に出ています。
その映画は完璧に日本人「力道山」として描かれていたと思います。

映画『力道山』の原作というか下敷きになったと思われる作品があります。数年前、たまたま図書館で借りて読んで衝撃を受けた一冊の本ですが、小学館から1996年に出版された朝鮮籍を持つ在日3世のリ・スンイル著の『もう一人の力道山』です。
現在は小学館文庫になっており、その「補遺―力道山の鞄」で祖国との関係を取り持った朝鮮総聯関係者の話や、日本人と結婚した当時、同じマンションに「在日本朝鮮人中央芸術団」の女性もいたことを明らかにし、その女性との衝撃的な内容のインタビューが載っています。
『もう一人の力道山』は「民族の英雄、力道山」を取材するため「万景峰(マンギョンボン)号」に乗って現地取材を敢行した力作で、これまであまり知られていなかった「朝鮮人」としての力道山の姿を赤裸々に描いたものとして特筆すべき本です。北朝鮮にいる力道山の娘キム・ヨンスクとも会い取材しています。
力道山の本名は金信洛(キム・シンラク)、朝鮮半島のハムギョンナムド(今の北朝鮮)で1923年(24年ともいわれている)に生まれ、1940(昭和 15)年、朝鮮相撲のシムニ大会に出たことで、日本の相撲関係者の目にとまり、強く勧誘されて来日、二所ノ関部屋に入門。関脇まで上がるが、1950年自ら髷を切り、プロレスラーに転向する(この年に朝鮮戦争が勃発し、分断国家となったため帰国できなくなる)。その後は、「天皇に次ぐ有名人」といわれるほどのスターになったことはよく知られています。
「戦後日本人のヒーロー」としての虚像を守り続け、周辺の人には必死で出自を隠し続ける力道山。それはプロレスラーとして身近にいた芳の里すら知らなかったというエピソードまであります。
朝鮮総聯関係者と秘密裏に会い、金日成の誕生日にベンツを贈るため自ら運転して新潟港に向かった力道山。
1963(昭和38)年、東京オリンピックの前年に、やくざに刺されて死ぬことになるのですが、その背景にはどす黒い政治が渦巻いていた……。
東京オリンピックで南北統一チームの結成に朝鮮総聯関係者と共に奔走していた力道山(娘のキム・ヨンスクが選手として来日する予定であった)。
それに対して、韓国KCIAは徹底して妨害工作をしていたこと。当時、陸上やサッカーなど有力選手が北朝鮮には多くいたので、それらの選手が脚光を浴びるのを阻止するねらいがあったと思われます。
それで、結局、北朝鮮チームは東京オリンピックをボイコットすることになります。
それらのことは戦後の「日本人のヒーロー」の姿とはかけ離れた実像・現実であったのです。(K.S)

ふり仮名なしで読めますか? 日本国憲法と皇室典範

2006 年 6 月 11 日 日曜日

『ふり仮名なしで読めますか? 日本国憲法と皇室典範』表紙
書籍名   : ふり仮名なしで読めますか? 日本国憲法と皇室典範
(フリガナナシデヨメマスカニホンコクケンポウトコウシツテンパン)
著者名   : 彩流社編集部編(サイリュウシャヘンシュウブヘン)
発行日   : 2006-04-25
税込価格 : ¥1000
本体価格 : ¥952
画像をクリックすると紹介文が読めます(注文もできます)。

★★家族で国のことを考える
▼佐藤洋二郎評「西日本新聞」06.6.11
本書は「日本国憲法と皇室典範」を読んでその内容を知り、なおかつ漢字の読み書きをさせようとするおもしろい企画内容のものである。

ちなみに「憲法」という意味は、国法のことで、国家存立の基本的な決まりを定めたもののことをいい、「典範」という言葉の意味も、手本としてのおきてや決まりのことをいうが多くの人が日常的にそれらのことを読むことは少ない。
しかし、憲法はすべての国民が、生きていく上での指針になるべきものであるが、時代も国民意識も、現憲法と乖離するようになってきたから、そういう議論も活発になっているのだろう。国民の基本的な約束事が拡大解釈されたり、都合のいいように解釈されて、言葉の重みそのものが軽くなり、形骸化されているとかんじている人々も多くいるはずだ。
そして自衛隊がとおくイラクまで行き駐屯していることや、昨今の近隣諸国との軋轢をおもえば、このままではよくないと考えたのかもしれないが、彼らが問題にする以上、国民もいずれその渦中に巻き込まれ、思案しなければならない時期がくるはずだ。
その先回りというわけではないが、本書は言葉の説明もついて読みやすく、知識もつきそうだ。副題に「ふり仮名なしで読めますか?」とあるように読み書きの練習にもなる。また「読めるつもりで意外に難しい法律」とあり、読み取りの採点表もある。おとなも学生も学習ができ、「国民の権利及び義務」や「皇位継承権」のことなどが、容易にわかる仕組みになっている。
さいわいにわたしは読めたが、高校生の息子は立ち止まる文字もあった。近頃のこどもたちは生活の元になる読み書きを、案外とやらされていないのではと不安を抱いたが、それはたぶんこちらの息子のできがわるいからだろう。
おまえねえ、おなかは一杯になるから、ものはそんなに食べられないが、脳に入れる知識は、無限にいくらでも入るんだぞ、とからかうと、おとうさんもまだ空きすぎているだろうと切り返された。まったくその通りだ。親子の会話もはずんだ。
それはともかくとして、本書を手にし、たまには日本という国が、どういう姿勢で国民を導こうとしているのか、家族で考えてみるのもいいのではないか。

オーストラリア、少年少女の心の実態

2006 年 6 月 9 日 金曜日

カフカの友と20の物語

2006 年 6 月 9 日 金曜日

老後に備えない新哲学

2006 年 6 月 7 日 水曜日