日本に住むザビエル家の末裔

2003 年 6 月 28 日 土曜日

『日本に住むザビエル家の末裔』表紙\
書籍名   : 日本に住むザビエル家の末裔 ルイス・フォンテス神父の軌跡
(ニホンニスムザビエルケノマツエイ)
著者名   : 鈴木れいこ(スズキレイコ) 著
発行日   : 2003-05-23
税込価格 : ¥1575
本体価格 : ¥1500
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★「キリスト教新聞」6/28
「ルイスさんはスペイン生まれ。ザビエルが日本からパリに送った手紙を16歳の時に読み感動、日本へ渡ることを決心した。25歳でマドリッドの神学大を卒業後に来日。20年間、上智大や早稲田大で倫理学や比較宗教論を教え、84年から10年間は福岡県の高校で教師として働いた。ザビエルの兄ミゲルはルイスさんの父の祖先でフランス系。ちなみにルイスさんの母はケルト系で、祖先にはスペインの画家ゴヤが肖像画を描いている、プラド美術館の創設者ホセ・モニノ・イ・レドンドがいる。ルイスさんは現在、山口県下松市在住。日本での司牧生活はすでに50年以上になる。現在は、字部市アストピアに完成した、チャペルを備えたブライダル施設「フェリース」で働いている。本の著者である鈴木れいこさんは、ルイスさんのスペイン語教室の生徒。「聖フランシスコ・ザビエルがお手本」というルイスさん。神に頼り切った飾らない人柄が、本の中からも十分に伝わってくる。

★『中国新聞』03年6月2日

(鈴木れいこ著 1500円 03年5月刊)
日本にキリスト教をはじめて伝えたフランシスコザビエルの兄の子孫で、下松市に住むルイス・フォンテス神父(72)のザビエルに導かれた運命的な半生を、光市のエッセイスト鈴木れいこさん(68)が執筆した。「日本に住むザビエル家の末裔」のタイトルで彩流社(東京)から出版された。
鈴木さんは4年前、海辺の風景が気に入って光市に移り住んだ。2年前から通う中国新聞カルチャーセンターのスペイン語講座の講師がフォンテス神父だった。スペイン語の講義のおもしろさや知識の深さに人間的興味を覚えたのに加え、ザビエルの子孫という事実が、創作意欲を刺激したという。
2001年6月ごろから聞き取りで取材を続け、ザビエル関連の書籍を求めて図書館通いをしながら、昨年10月に書き上げた。
神父自身が、ザビエルとのつながりを知ったのは六年前。『スペインの親類から送られてきた結婚式の案内状だった。覚えのない署名だったため手元の資料を調べるなどして、自分の14代前がザビエルの長兄ミゲルであることを知った。
ザビエルとのえにしは50年前にさかのぼる。
偶然手にしたザビエルの書簡集が日本への興味をかき立て、神学校を経て日本へと向かわせた。
こうしたエピソードや、宣教の足跡、人々との触れ合いなどを5章にまとめた。
これが3冊目の著書となる鈴木さんは「神父の取材を通じ、人間の信念というものを学べた」と話している。

★『西日本新聞』8/24
「山口県に住むようになった著者は、スペイン語を学ぶため語学教室を訪れる。そこの講師は神父のルイス・マギーネ・フォンテスさん。何と、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの子孫だった。ルイスさんは来日47年になるが、そのことは数年前まで本人も知らなかった。故国スペインから届いた結婚式の案内がきっかけで家系調べに熱中、系図をつきあわせていくうち、14代前の先祖がザビエルの長兄ミゲルだと分かった。ルイスさんは少年時代、長崎のキリシタン殉教者の絵に日本への興味を募らせた。さらに山口で宣教していた神父が書いた本に出合い、ザビエルの書簡集を読み、日本行きの気持ちを固めた。はるか昔のザビエル、そして今、同じように日本に来た末裔の自分─ルイスさんは「導き」と思う。本書は、宗教土壌の違いに戸惑いつつも日本で神父として歩むルイスさんの姿を追う」

アルゲダス短編集

2003 年 6 月 25 日 水曜日

炭焼きの二〇世紀

2003 年 6 月 23 日 月曜日

『炭焼きの二〇世紀』表紙\
書籍名   : 炭焼きの二〇世紀 書置きとしての歴史から未来へ
(スミヤキノニジュッセイキ)
著者名   : 畠山剛(ハタケヤマツヨシ) 著
発行日   : 2003-03-07
税込価格 : ¥2100
本体価格 : ¥2000
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★河北新報6/23
「全国一の木炭生産量を誇る岩手県の炭焼きの歴史をつづった「炭焼きの二十世紀」を、岩手県岩泉町の元中学校教諭畠山剛さんが出版した。木炭が盛衰する社会的背景をたどり、普及に心血を注いだ製炭者、技術者の群像を描く」

★「朝日新聞」03.4.20 堀江 敏幸評
炭焼き、あるいは炭火という言葉は、都会暮らしの人間のみならず、この国の大部分の住人にとって、もはやひとつの付加価値となりつつある。石油、電気、ガスに頼る現代生活において、木炭の使用は贅沢でもあるのだ。肉を焼いたり、珈琲豆を賠煎したり、ソーセージを燻したりするのにあえて炭火を用いれば、量産品にはない味わいが生まれるかわりに価格もそれ相応になる。
また、無煙にして純粋な木炭は、手間と暇をいとわないかつての暮らしのリズムを取り戻すための頼もしい鍵でもあり、雨水や汚水の浄化、木酢液の農業ヘの利用など、環境保護の面からも見直されるべき存在だ。しかし「かつての暮らし」とは消費者の視点にすぎず供給する側の、すなわち製炭者と、彼らを牛耳って大量の炭俵を都市圏に送り出していた業者たちのそれではなかった。世話になった熱源をあっさり見捨てたのも、遅まきながらその良さに気づいたのも消費者であり、製炭にかかわってきた人々ではないのである。
木炭の需要は、第一次世界大戦時の好景気で一挙に高まった。生産が追いつかず、家庭用木炭が手に入らなくなるほどだったという。そんな時期に全国一の生産量を誇ったのが北上山地の豊富な木々を抱える岩手県で、本書は、都市の日常を陰で支えていたにもかかわらず極度に貧しい生活を強いられていたこの地方の炭焼きたちの仕事に焦点を当て、「かつての暮らし」の他面をつつましく埋めてくれた。
読み物として興味深いのは、やはり岩手県が「木炭王国」となるにあたって尽力した男たちの系譜だろう。明治末期、全国をまわって技術指導をした広島県人、楢崎圭三にはじまる岩手の炭焼きは、小野寺がまの小野寺清七、岩手一号がまの佐々木圭\\\助らに受け継がれていくのだが、彼らの小伝も妙な感情移入がなく、訥々とした口調で語られており、それが平成に入って復活した炭焼きの現状を見据える眼差しとよく釣り合っている。記述の重複がいくらか気になるものの、中身は木炭のように渋い。

トナカイ牧畜民の食の文化・社会誌 

2003 年 6 月 20 日 金曜日

『トナカイ牧畜民の食の文化・社会誌 』表紙\
書籍名   : 千葉大学人文学叢書 1
トナカイ牧畜民の食の文化・社会誌
西シベリア・ツンドラ・ネネツの生業と食の比較文化
(トナカイボクチクミンノショクノブンカ・シャカイシ)
著者名   : 吉田睦(ヨシダアツシ) 著
発行日   : 2003-04-28
税込価格 : ¥2990
本体価格 : ¥2800
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★「週刊読書人」6/20
「西シベリア北部からウラル山脈を越えたヨーロッパロシア北部の広大な領域には、トナカイ遊牧民として知られるネネツ人の生活空間が拡がっている。ロシアの少数民族でもある彼らの言語は、ウラル語族サモイェード語派に属し、現在の人口は約三万五千人である。本書は、そうした中にあって西シベリア北部に位置するギダン半島に暮らすネネツ人の伝統的生業と食文化に焦点をあてた民族誌である。この本の特徴を一言で述べるならば、ソビエト民族学の良質な意味での継承と日本の人類学の調和となろう。綿密な現地調査によって得られた民族誌資料と広範にわたる文献資料の渉猟が見事に組み合わされているからである」

砂かけ武蔵

2003 年 6 月 19 日 木曜日

メジャー・リーグ辛口案内

2003 年 6 月 17 日 火曜日

ピョートル前夜のロシア

2003 年 6 月 1 日 日曜日

『ピョートル前夜のロシア』表紙\
書籍名   : ピョートル前夜のロシア 亡命ロシア外交官コトシーヒンの手記
(ピョートルゼンヤノロシア)
著者名   : グレゴリイ・コトシーヒン(グレゴリイ・コトシーヒン) 著
松木栄三(マツキエイゾウ) 編訳
発行日   : 2003-04-14
税込価格 : ¥5000
本体価格 : ¥4800
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★丸善書店「學鐙」6月号
「本書は、ロシアの外交官が亡命先で外国人のために書き残した政府の内部情報。皇室の冠婚葬祭の儀式、貴族・宮廷官から大膳職・小姓にいたる職制、外交関係、財政、行政、軍事、さらに商業、交易、生活習慣にまでおよぶ。17世紀中頃、ピョートル大帝の父アレクセイ帝治世下のロシア研究に欠かせない資料。編訳者による原著者の経歴解説と当時の国家機構や社会制度などの詳細な訳註ほかも収載」。

精進料理紀行

2003 年 6 月 1 日 日曜日

『精進料理紀行』表紙\
書籍名   : オフサイド・ブックス26
精進料理紀行 全国「味とこころ」の寺めぐり
(ショウジンリョウリキコウ)
著者名   : 藤岡良(フジオカリョウ) 著
発行日   : 2003-05-06
税込価格 : ¥1680
本体価格 : ¥1600
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★『読売新聞』03年6月1日
*この他『朝日』大阪版夕刊6月2日、『上毛新聞』5月16日など。

「全国96寺の精進料理「巡礼」のルポ。 究極のスローフードを紹介しながら、 食することの意味、 他者の命を「いただく」 ことの意味、 そしてスローライフの貴重さを考えさせてくれる。 自らも修行を体験し、 それぞれの寺とレシピを丁寧に案内する。 何よりも一期一会を大切に、 料理する僧たちの奥深い言葉を読者に伝えようという著者の筆致に好感が持てる」。

★共同通信配信、各地方紙
「”精進料理”はこんなに多彩――\全国のお寺で食べられるさまざまな精進料理を紹介した『精進料理紀行竏酎S国「味とこころ」の寺巡り』が出版された。 岩手県から宮崎県まで、精進料理を出す百近い寺院を訪れた著者が、料理の内容や住職の思いなどをルポスタイルでまとめた。料理紹介であると同時に旅のガイドブックとしても便利だが、驚かされるのは、肉を使わない料理とひとくくりにしがちなこの料理の、見事さ、多彩さ。伝統的な精進料理に加え、和風グラタンの正覚寺(埼玉県名栗村)、ナイフとフォークで食べるフランス料理風の意足院(熊本県球磨村)。ブドウで有名な山梨県勝沼町にある大善寺では、ワインゼリーなど特産品を生かした品々が。いずれも良い素材を無駄にせずに用い、手間をかけた心尽くしの料理が特徴。「精進料理は究極のスローフード」と言う著者の気持ちが伝わってくる本だ」。