異端者

2002 年 7 月 28 日 日曜日

『異端者』表紙\
書籍名   : 異端者
(イタンシャ)
著者名   : ミゲル・デリーベス(ミゲル・デリーベス) 著
岩根圀和(イワネクニカズ) 訳
発行日   : 2002-06-07
税込価格 : ¥2940
本体価格 : ¥2800
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★読売新聞、7/28、金森修
「人を驚かせる奇抜な装置や逸話があるわけではない。むしろ古典的題材を正統的に描ききったという感が強い。ときは十六世紀半ば、場所はスペインのある町。若干の商才に恵まれているが、どちらかといえば平凡な男サルセドが、妻の不幸な死、何人かの魅力的な新教信者との邂逅などを経て、より毅然とした人間に少しずつ自分を変えていく。まるで読者は、当時の平凡な旧教徒が新教の息吹に触れ、それまでの惰性的な宗教行為に違和感を感じ、徐々に新教に惹かれていくときの経験を追体験するかのような感慨に満たされる。…宗教改革当時の近代史の苦渋が、虚構\の光線を通して見事に浮き彫りになる重厚な大作である。」

アジアとラテンアメリカ

2002 年 7 月 23 日 火曜日

メジャー・リーグ人名事典

2002 年 7 月 19 日 金曜日

スティーヴン・スペンダー日記

2002 年 7 月 19 日 金曜日

Jポップの日本語

2002 年 7 月 17 日 水曜日

朝鮮有事を望むのか

2002 年 7 月 12 日 金曜日

従順な妻

2002 年 7 月 12 日 金曜日

サラ/ハイ・ライフ

2002 年 7 月 7 日 日曜日

『サラ/ハイ・ライフ』表紙\
書籍名   : カナダの文学別巻3
サラ/ハイ・ライフ カナダ戯曲選集
(サラハイライフ)
著者名   : ジョン・マレル、リー・マクドゥーガル(ジョン・マレル、リー・マクドゥーガル) 著
吉原豊司(ヨシハラトヨシ) 編訳
発行日   : 2002-06-07
税込価格 : ¥2310
本体価格 : ¥2200
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★読売新聞、7/7、平田俊子
「小説同様、戯曲にも優れたものとそうでないもの、読みやすいものとそうでないものがある。戯曲だからという理由で敬遠するのは惜しい。優秀な翻訳劇に与えられる湯浅芳子賞の本書は、カナダの新旧2人の劇作家による戯曲2本を収録。「サラ」は往年の名女優サラ・ベルナールの最晩年を扱った作品。回想録を書きつつあるサラが、初老の執事を相手に過去を追憶したり、かつて演じた芝居を再現したり。「みんな恋をするのよ、このわたしには」「わたしは約束を守ったことなど一度もない」という台詞は、さーすが女優という感じ。この時サラは片足を失っているが、なお舞台と人生に挑もうとする。その強さと危うさが感動的。「ハイ・ライフ」は麻薬常用者やムショ帰りなど4人のワルたちの話。銀行強盗を企てるが、肝心なところで仲間割れして…。4人のやり取りに一触即発の緊張感と時代の閉塞感がにじむ」。

奴隷制の記憶

2002 年 7 月 7 日 日曜日

『奴隷制の記憶』表紙\
書籍名   : 奴隷制の記憶 サマセットへの里帰り
(ドレイセイノキオク)
著者名   : D・S・レッドフォード(D・S・レッドフォード) 著
樋口映美(ヒグチハユミ) 訳
発行日   : 2002-06-07
税込価格 : ¥2625
本体価格 : ¥2500
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★東京新聞、7/7、池田智
「アフリカ系米国人の愛と希望の祖先探し──これは、ひとりのアフリカ系アメリカ人女性が自らの過去を、その母方の祖先にまで辿るオデッセイである。なぜ母方なのか? 父親から白人の血をわずかに受け継ぐ著者が知りたかったことは、被差別者としての純然たるアフリカ系の過去だったのである。南部の生まれでありながらニューヨークの伯父・伯母のもとで育てられる間に、南部育ちの黒人は「最低のなかでも最低」だと白人はおろか黒人にまで評価されていることを知り、自らの過去に重い蓋をした。だが、32歳のとき13歳の娘に、「曾お祖父さんと曾\お祖母さんはどんな人だったの? どこから来たの? 奴隷だったの?」と質問され、その蓋を開けざるをえなくなった。娘の質問に真摯に答えるために、何の学位も持たない著者が、仕事の合間に十一年もの歳月をかけて国勢調査原本や郡役所に残されている書類などを丹念に調べ記録する努力には、母親の子どもに対する愛がいかに強いものかをあらためて知る思いがする。その努力の結果、七世代前の祖先がノースキャロライナ州サマセットのプランテーションにアフリカから連れてこられた奴隷であることを発見する。だが、単なるルーツ追求物語に終わってはいない。サマセットをサマセットたらしめたのは、奴隷を所有した白人ではなく、何百人もの黒人であったことを著者は認識し、その地へ自らと共通の過去をもつ人たちを里帰りさせるプロジェクトを進めるのである。サマセットヘ初めて足を踏み入れたとき、自らが集めた記録や文献よりももっと強く過去を実感し、里帰りをすることによってしか、それは知り得ないと確認したのである。その意味で、本書は、忘却の彼方にそっとしまっておこうとした秘密の場所を祖先が築き上げた文化的遺産と捉え、これを実感し、また共有することによって初めて「今を生きるための手応えある記念塔」にすることができるという信念を赤裸々に表\している」。

フィリピンの貴重な遺産ホルヘ・ボコボ伝

2002 年 7 月 5 日 金曜日