ニコライの首飾り

2002 年 3 月 30 日 土曜日

刺青の真実

2002 年 3 月 25 日 月曜日

『刺青の真実』表紙\
書籍名   : 刺青の真実 浅草彫長「刺青芸術」のすべて
(イレズミノシンジツ)
著者名   : 中野長四郎(ナカノチョウシロウ) 著
発行日   : 2002-03-20
税込価格 : ¥2625
本体価格 : ¥2500
画像をクリックすると紹介文が読めます(注文もできます)。

★大阪日日新聞、3/25
「刺青は「やくざ」「怖い」というイメージがあるが、著者は一昨年のニューヨーク世界刺青大会で優勝した初代彫長の本名。かつて「幻の彫師」と呼ばれ、業界では素性がナゾに包まれた伝説の人だった。著者が福岡大を卒業して福岡県立高の英語教師となり、刺青の魅力に取りつかれて退職。東京で名人と呼ばれるまでの劇的な半生が初めて明らかになる。/昨今の若者のタトゥブームについて「刺青が社会に認知されプラス」としながらも、彫師の横のつながりがない現状から「一生背負う物を、下手な者に彫られては悔いが残る」と指摘。門外不出とされた『下手な刺青師の見分け方』をズバリとイラスト入りで解説。/また、元教師らしい分析力で「刺青を彫る人の心理」を冷静に分析。一風変わった人間研究の書として興味深い」

反グローバリズム

2002 年 3 月 22 日 金曜日

『反グローバリズム』表紙\
書籍名   : 反グローバリズム 新しいユートピアとしての博愛
(ハングローバリズム)
著者名   : ジャック・アタリ(ジャックアタリ) 著
発行日   : 2001-12-06
税込価格 : ¥1995
本体価格 : ¥1900
画像をクリックすると紹介文が読めます(注文もできます)。

★週刊読書人、3/22小倉利丸 『週刊ダイヤモンド』3.16(浜矩子評) 『東京人』3月(猪口邦子評)

「アタリの言う「博愛」が、人道、正義、自由、民主主義などを後ろ楯に戦争、軍事介入を事実上無制限に押し進める現在のグローバル化の力の政治に、どこまで対抗できるか、議論すべき論点となるだろう」

★読売新聞、1/13 樺山紘一
「「博愛」が閉塞を破るか──だれも疑いをいれようもない、グローバリゼーションの時代だ。障壁のない、開かれた世界。解放と自由を謳歌しよう。ビジネス・チャンスは、どこにもころがっている。だが、それはたんに市場経済が全世界を自由に支配しただけのことだと、反発もひろがる。同時多発テロにすら、その反映をみるひとがいる。あ.げくのはては、報復の応酬へ。自由を最大限にもとめたうえでの、悲惨な結果か。
フランスの論客であり、かつてミッテラン政権の補佐官もつとめたジャック ・アタリはいう。自由というユートピアの行きづまりであると。ところが、自由を制約するはずの、いまひとつのユートピア理念である平等もまた、効能に限界がきてしまった。社会主義の現実を目のあたりにしたから。
フランス人の伝統をうけつぐかのように、三つめのユートピア原理を提唱する。「博愛」。それは、兄弟としての他者にたいして「喜ぴをあたえる喜ぴ」を、本性とする。放浪する遊牧民のように都市と家族のなかを往来しつつ、他者との連携や相互の扶助をさぐりもとめる。サービスの供与や観光の業務、もしくは歓待や贈与は、博愛の表現である。東洋のことばでいえば、憐憫の情。これこそが、自由と平等とに和解をあたえる唯一のてだてである。
このように論旨をたどってみると、どこか道学者のお説教にもきこえるだろうか。だが、金融からNPO組織、情報ネットワークから社会福祉まで、ひろい分野で有効性を主張できる議論だ。ことによると、博愛とは、フランス革命がうみおとした最大の隠し子だったのかもしれない。そろそろ、適切な認知が必要になっている。’フランス現代思想につきものの、あの破壊的批判性に欠けるという不満もありえよう。もっとも、そんな挑発者は、自由と平等の対立になやみつつ、結局はグローバリゼーションの罠におちる、あわれな二十一世紀人だと嘲笑されるかもしれない」

★東京新聞 1. 6 福井憲彦
「破滅に進まぬためのユートピア構想──2001年9月11日の事件ほど、暴力に対する戦争は、貧困に対する戦争と並行して進めないかぎり、勝利をおさめることができないということを示したものはない。そういう論陣を張りつづけているアタリが、あたかもこの21世紀の不幸な幕開けを予測して書いたかのような短編が、本書である。アタリといえば、ミッテランの懐刀といわれ、フランスのエリート知識人でかつ実務家でもある。市場原理主義的なグローバリズムが行き着く先がどこにあるのか、彼は、悲惨な逆ユートピアの世界をSF的に描く。その世界は、現実になる可能\性が十分あるだけに恐ろしい。では、破滅に進まないユートピアへの構\想は、どうありえるのか。キーワードはフラテルニテ。友愛ないし博愛。いや、単に慈善的な博愛主義ではない。欧州復興銀行の総裁を務めたエコノミストだから、世界経済についての冷徹な見解を踏まえている。自由・平等・博愛(友愛)という理念の歴史を踏まえ、ユートピア思想の歴史を見据えているから、かつてのような未来学的な幻想はない。現世界への危機感にみちた打開への具体的な提起、一種の新たなモラル・エコノミーヘの思いは、十分に読みとれる。もう一つのキーワードは、ノマド。あらたな科学技術時代に浮上している、既存の境界を簡単に乗り越えてしまう、移動しつづける人間タイプ。縄張りへの囲い込みと抗争を忌避し、多様な関係とコミュニケーションを、ホスピタリティを基盤に自在にやり取りする21世紀の人間類型。NPOが世界各地で大きな意味をもち始め、地域貨幣や文化経済が重要な現実性を帯びてきている今、アタリの提言にはたしかに現実性が見える。フランス社会に行動を訴えかけたこの本を、日本はどう捉えられるか。問題は世界共通である」

日韓関係2000年

2002 年 3 月 21 日 木曜日

禿鷹よ心して舞え

2002 年 3 月 20 日 水曜日

刺青の真実

2002 年 3 月 20 日 水曜日

古代日本千年史

2002 年 3 月 20 日 水曜日

大人の「教養」としてのBAR入門

2002 年 3 月 15 日 金曜日

『大人の「教養」としてのBAR入門』表紙\
書籍名   : 大人の「教養」としてのBAR入門
いい店、いい酒の選び方ガイド
(オトナノキョウヨウトシテノバーニュウモン)
著者名   : 森下賢一(モリシタケンイチ) 著
発行日   : 2002-01-28
税込価格 : ¥1680
本体価格 : ¥1600
画像をクリックすると紹介文が読めます(注文もできます)。

★日刊ゲンダイ、3/15
「チャージという摩訶不思議な料金を取るのは日本だけ。酒の値段が同じでも、チャージの差で高い店と安い店ができるのだが、多くのガイド記事はそれを無視している。しかし本書は違う。銀座から横浜周辺まで、全部で132軒。著者が何度も通った店ばかり、すべて値段付き。……選び方は、まずカクテル・バー、ビア・バーなど酒の種類で6部門。……店のコンセプトで選ぶのが、クラシック・バーなど6ジャンル。……「B級バーボン入門」などコラムや、カクテルの基礎知識を参考にしながら、自分に合った酒場を発見するガイドだ」

白い街へ

2002 年 3 月 10 日 日曜日

営業部便り・2002.3 『本は売れているか?』

2002 年 3 月 1 日 金曜日

私は子供の頃、近所にある三軒の書店をよく梯子して暇を潰していた。特に買いたい本がない時でも書店に入り、何か新しい発見はないか、興味をそそられる物はないか探していた。好奇心を刺激してくれるものがあれば、そろそろ飽きはじめている今の遊びを止めて新しい遊びができる、そんなふうに思っていたような気もする。小学生だった私がそうであったのなら今の子供もそう思っている奴は結構いるはずじゃないかとも思う。そうだ書店は夢の宝庫だったのだ!小学生の頃私は天文学者になりたかった。読めない漢字がたくさんある天文関係の本を辞書を引きながら読んだものだ。ある程度理解できれば子供の私には満足だった。
やはり書店は雑多な世界が並び、くだらない本から小難しい本、子供が欲しい本、大人が欲しい本、男が欲しい本、女が欲しい本、なんでもあるべきだろう。前振りが長くなってしまったが、ようするに私が言いたいのは最近よく耳にする「活字離れが進んでいる」「今や世間一般の人の興味は携帯電話やTVゲームに向いている」という類の話、「あれは嘘だ!」「違うだろ!!」と言いたいのである。携帯電話で友達や恋人と楽しい話をするためには、それなりに雑誌を読んで情報を仕入れたり、小説を読んで何か違う言葉使いをしたくなったりするから、また楽しいはずで、TVゲームを作るためには相当の想像力が必要だろう。想像力を養うには本で活字を読むのが一番だ。
そして出版営業マンは売上をあげることだけに喜びを感じているわけではないのである。本と人の出会いを演出できた時にまた違う喜びを感じることがある。以前小社から1万五千円もする『鬼の大事典』という本が発売されることになり、いざ書店に営業に向かったわけであるが、大型書店でもこの不況下、高額商品は敬遠されがちで1冊縲怩Q冊しか受注できないところ、都心からすこし離れた60坪ほどのあまり大きいとは言えない書店で1冊だけ置いていただけることになった。販促用のパンフレットも店の入り口のラックに置いてもらい。内心は売れるかどうか自信はないがとりあえず試す価値はあるだろうという気持ちで、売れることを祈りつつ発売を待ったのであった。『鬼の大事典』は発売後、神保町の老舗の本店や最近増えてきた500坪クラスの大型書店などで一冊づつ売れ始めた。新宿の老舗の本店でも一冊売れた。そしてなんとあの60坪の書店からも発売後一週間で『鬼の大事典』の追加注文が入ったのである。その書店の店長に詳しい話を聞いたら「その買っていかれたお客さんは、あなたが置いていった『鬼の大事典』のパンフレットを見て、発売を心待ちにしていたそうで。買っていく時に『こういう本を探していたんだよね』と言っていたよ」とのこと。私は本当にこの書店に営業して良かったと心から思った。
本屋は大きさだけが勝負ではない、そこに出入りする本を愛する人々が何を求めているか知っているかいないのかが大事だとその書店の店長に身をもって教えてもらったような気がします。
買っていただいたお客様にも心から感謝いたします。本はまだまだ売れている。

(筆・春日)