文学の境界域

2002 年 2 月 28 日 木曜日

スペイン伝説集

2002 年 2 月 24 日 日曜日

『スペイン伝説集』表紙\
書籍名   : スペイン伝説集
(スペインデンセツシュウ)
著者名   : B・A・ベッケル(B・A・ベッケル) 著
山田眞史(ヤマダマフミ) 訳
発行日   : 2002-01-16
税込価格 : ¥2520
本体価格 : ¥2400
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★朝日新聞、2/24 松山巖
「私は本書中の14短編を、極上の酒を味わうように毎晩一話ずつ楽しんだ。ベッケル。スペイン語圏の近代詩は彼からはじまる。20世紀の詩に大きな影響を与えた詩人にもかかわらず、なぜか日本ではあまり知られていない。1870年に34歳の若さで没した彼は、詩だけを書いたわけではなく、24歳から27歳の間に幻想譚を新聞に発表した。この『伝説集』である。これまで邦訳がなかったわけではないが、大半はすでに絶版である。ところで私はこの新訳を読み、ようやくボルヘス、カフカ、ホフマン、ポーの諸作品に伍するというスペイン人の評価に納得した。もっともカフカというならリラダンだろうな。と同時に、ベッケルが日本で人気の薄い理由もわかった。これまでの訳は、舞台が中世であることを意識するあまり、地の文も会話の部分も荘重な時代劇を思わせ、いささか古風にすぎたのである。「私には、この伝説が作り話のような本当にあった話なのか、それとも本当の話めかせた作り話なのか、そこのところはよくわからない。ただ私に言えることは、この話の底にはひとつの真実がひそんでいるということであり、……」「月光(ソリアの伝説)」の書き出し。このようにベッケルは新聞の読者に語りかける。訳者はそこに着目し、香りの高い文章(殊に深い夜の描写は素晴らしい)をそこなわず、わかりやすい生き生きとした訳にあらためた。幻想文学は単なる荒唐無稽な物語ではない。ベッケルの語る通り「話の底にひとつの真実」があり、時代を超えて読者に迫る普遍性がなければ味気ない。タブーを犯してしまう恋人たち、驕慢な美女、悪行の限りを尽くす貴族、理想の曲を求める音楽家。これら登場人物はもはや伝説のなかにしか生きないのか。そうではない。彼らには現代人の心の内部にも通じる「悲しい真実がひそんでいる」。」

★日本経済新聞、2/10
「スペインを代表する詩人が、中世前後のスペイン各地の民間伝承などをもとに創作した伝説を集めている。忠誠心を試すため、美女が男性を悲劇に陥れ、自らも命を落とす「死霊の山」、同じ女性をめぐって争っていた親友同士がある奇跡によって友情を取り戻す「しゃれこうべのキリスト」など十\四編を収める。新聞向けに書いただけに読みやすく、幻想的な物語の世界に引き込まれる」

ドン・カズムーロ

2002 年 2 月 20 日 水曜日

砂糖園の子

2002 年 2 月 20 日 水曜日

語られざる連合赤軍

2002 年 2 月 9 日 土曜日

営業部便り・2002.2 『ナイジェリアの本も出してます』

2002 年 2 月 1 日 金曜日

私は普段、書店を営業で周り、様々なジャンルの仕入れ担当の店員の方に新刊の予約や注文のお願いをしているわけですが、時々逆にその書店員の方からお願いをされることがあります。その内容は主に他店の売れ筋情報であったり、各ジャンルの、例えば「外国文学の棚でこの作家の本は何処の場所に並べるのが一番ピッタリくるか、またお客さんの目に付くのか」など、簡単なようでいて、それなりにいろんな書店の棚を見たり、その分野の本を読んでおくなりしておかないと自信を持って答えられないものが多く、時々冷や汗を掻きながら、「また今度お伺いする時までに調べておきます」と言って立ち去ることもしばしば・・・・下手に知ったか振って即答し、トンチンカンな情報を与えてしまうのは私自身の恥であるばかりか我が彩流社の恥になり、書店の方からも「出版社にいる人だからもっといろんなことを知ってると思っていたのに使えないね」と思われたあげく、ただの押し売りに成り下がる恐れもあります。
というわけなので私は出版社に入ってからまだ1年8ヶ月の新参者であっても、それなりに歳も食ってきたのと、小社はかなりマイナーというかマニアックな外国文学の作家の本を多数出版してきたので「この出版社の営業ならかなり文学には詳しいんじゃないかな?」と思われてしまうことがあり、その道のベテラン並の能力を要求されることがあります。先日もある大手チェーンの本店で外国文学のご担当の方から「サッカーのワールドカップに併せて各出場国の文学書を並べて『ワールドカップ文学フェア』をやりたいんだけど彩流社さんならいろんな国の文学書出してるから、なんかあったら教れてくれませんか?例えばセネガルの文学書なんてあったら面白いんだけど」と質問を受け、さすがの私も「セネガル文学!?<・・>@?・・」は知らなかったのでまたいつものように「また今度お伺いする時までに調べておきます」と言って立ち去ったわけです。社に戻りインターネットでアマゾンや文学愛好家のホームページを調べたりしているうちに、さすがにセネガル文学は見つけられなかったが、ナイジェリア出身でアフリカ人として初のノーベル賞を受賞した作家(ウォレ・ショインカ)の本が、なんと我が彩流社から出版されているではありませんか!!(自社の本なのに知らなかった・・)「神話・文学・アフリカ世界」と題名のついたその本はアマゾンで堂々153157位の売上を記録していたのです(順位が付いていない本もたくさんあるから付いてるだけでも良いほうなんです。)
かくして私は「ナイジェリアも今回のワールドカップ出場国なのでフェアにいれてもらえるよう提案営業しよう」と思い一人悦に入るのでした。

(筆・春日)

50からの夫婦革命

2002 年 2 月 1 日 金曜日

『50からの夫婦革命』表紙\
書籍名   : 50からの夫婦革命 取り返しがつかなくなる前に読む本
(ゴジュウカラノフウフカクメイ)
著者名   : 尾形誠宏(オガタマサヒロ) 著
発行日   : 2001-12-06
税込価格 : ¥1575
本体価格 : ¥1500
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★共同通信2/1 各地方紙の家庭欄の配信
「五十代は男にとって窓際の危機、女は更年期の始まりという人生の分岐点だ。それは子どもの独立後、夫婦二人の暮らしを新しくひらく時期でもある。熟年離婚にみられるように、夫中心の生活から自立しようとする妻を夫が理解できず、取り返しがつかなくなる前に、夫は妻といかに仲良く有意義に過ごすか真剣に話し合わなければならない。妻も家事に挑戦する夫をイライラせずに見守り指導することが大切だ。脳神経外科医として夢中で働いてきた著者が自戒を込めて贈る、定年後ライフのアドバイス集」